こんにちは、現在リトアニアの大学に正規留学しているていぷです!
近年、リトアニアは英語で留学できるのはもちろん、自然が美しく、他のヨーロッパの国と
比べて物価も安いため、留学の穴場スポットとして話題になっているのはご存知ですか?!
さらに、入学条件も簡単であり、全てオンラインで完結するためスムーズに
手続きできることも魅力的なポイントと言えます!
今回は、リトアニアの大学への正規入学を目指している方に向けて、僕の実際の経験も含めつつ入学方法と手順について解説していきたいと思います!
こちらの記事では、さらに詳しくリトアニアの大学とそのメリットついて解説しているので
時間がある方はこちらも参考にどうぞ!
リトアニアの大学について
リトアニアには、14 の国公立の大学と 8 の私立大学が存在しており、
IT系、医療系、人文学系 問わずほぼの全ての分野を、英語のプログラムで留学生に提供しています。
年間の授業料は、一般的に 2700〜3600€程度 (医学部を除く)となっており
またリトアニアの大学では、二学期制が採用されているため
9月から始まる 秋のセメスター と 2月から始まる 春のセメスター
に分けられていて、どちらのセメスターからも入学の応募することが可能となって
いますが、秋の学期から入学する人が多いため春学期だと開講されないコースがある場合もある
ので注意しましょう。
入学条件と申し込み期間
結論から言うと、リトアニアの大学の入学に必要な条件は以下の3点になります!
- 高等学校(高校)以上の学位を有していること
- 一定の英語能力を有していること (CEFRの英語レベル B2以上)
- 専攻する学部に関する科目を高校で学んでいること
医学部やエンジニアなどのより専門性の高い学部を受験する場合はこれらに加えて、
その分野に関わる筆記試験が課される場合もあります。
申し込み期間 【秋・春】
リトアニアの大学の入学の申し込みの期間は以下のようになっています。
秋の学期の場合:1月 ~ 6月末までに申し込み・9月に開始
春の学期の場合:9月 ~ 12月末までに申し込み・翌年の2月に開始
※ 非EU圏の学生の場合
日本人は非EU圏であるため、EUの学生と比べて1ヶ月長い申請期間が与えられているので、
ゆっくり準備に時間をかけることができます。
しかし、準備不足のせいで書類不備が見つかる可能性もあるので、それらを考慮して
できれば6ヶ月前には動き始めましょう!
大まかな流れとして、入学の手順は以下の5つのステップとなります
① 大学と学部の調査と決定
↓
② 入学に必要な書類を集める
↓
③ 申し込み と 書類の提出
↓
④ 面接または筆記試験を受ける
↓
⑤ 結果待ち & 合格後
ステップ ① 大学と学部を調べる・決定する【6ヶ月前 〜】
リトアニアの大学は首都の Vilnius と学園都市の Kaunas にほとんど集中しているため、
基本的にどちらかの都市で勉強することになります。
リトアニアの主要な大学
Vilnius
・Vilnius University : リトアニアで最も伝統的な総合大学
・Vilnius Gediminas Technical University : IT・エンジニア系の大学
・Mykolas Romeris University : 人文科学系の大学
Kaunas
・Vytautas Magnus University : リベラルアーツ系の大学
・Lithuanian University of Health Sciences : 医療系の大学
・Lithuanian Sports University : スポーツ系の大学
こちらの記事では、より詳しくリトアニアの大学の特徴と基本情報について解説しているので
時間がある方はこちらも参考にどうぞ!
また大学を決定する際には、以下のチェックリストを確認しながら行いましょう!
□ 英語のプログラムであること
□ 学習のカリキュラム
□ 学費
□ 入学基準
□ 学習期間
こちらのサイトでは、リトアニアの大学に関する情報が網羅されており、
自分の希望する大学を検索フィルターで見つけることができるのでぜひ利用しましょう!
ステップ ② 入学に必要な書類の用意 【4ヶ月前 〜】
申し込む大学を決定したら、応募に必要な書類を集めましょう。
以下がリトアニアの大学に必要な書類になります
絶対に必要な書類
・高校の卒業証明書と成績証明書 ー アポスティーユの承認が必要
・モチベーションレター(志望動機) ー 1200~3000 文字
・正式に発行された英語力の証明書 ー 例 Vilnius University : Cambridge English B2 First (First Certificate of English) 160+, IELTS 5.5+, iBT TOEFL 65+.
・パスポートのコピ ー アポスティーユの承認が必要
・受験費用の領収書 ー 受験料100€を指定された大学の口座に送金
※アポスティーユとは、外務省によって国際的に認証されたことを示す証明のことです。
大学によって必要な書類
・ 証明写真 (3×4 cm) ー アプリで撮影したものでOK
・ 履歴書(CV)ー Wordから作成可能
・ 推薦書 ー 1~2枚。お世話になった先生、教授または会社の上司など
・センター試験 または 共通テストの結果ー 受験した経験がない場合は大丈夫です
上記のように高校の卒業証明書などは自身の出身校に一度連絡をして英語で発行してもらった後に
アポスティーユの取得が必要となる書類があるため時間に余裕を持って行動しましょう。
最後に書類を集め終えたら、書類を撮影して、その写真をPDFの書式に変換して、
受験する大学のオンライン上にアップロードにしましょう。
ステップ ③ 申し込み と 書類の提出 【3ヶ月前 〜】
① : 受験する大学のHPから上の写真のようなApplicationのページにアクセスできるので、
まずはアカウントの登録をしましょう。
② :登録した後に、受験したい学部を選択すると、その学部に関する詳細な情報と入学に必要な要件を改めて確認できるので大丈夫だったら写真の右側にある Apply now! のボタンをクリックしましょう!
③ : クリックすると、上の写真のように申し込みに必要な事項を入力するページに移動するので、全ての項目を埋めるのと、ステップ②で集めた書類のPDFを添付をしたら完了です。
提出が完了したのを大学側が確認すると ’Submitted’ と表示されるのでそのまま連絡を待ちましょう
ステップ ④ 合否の基準・面接または筆記試験に備える
入学の合否は, 学校の成績、モチベーションレター、英語の試験の結果の3点から評価されます。
大学と学部によって評価の比重は異なるので、気になった場合は調べましょう。
面接・筆記試験がある場合
書類の提出後、筆記試験は求められることが少ないですが面接はしばしば設けられることがあります。
私が受験した際には、実際に25分のオンライン面接があり、その時の質問として
・なぜその大学と学部を志望したのか?
・自分だけの強みは?それをどう生かす?
・家族は留学に対してサポートしてくれているか?
などの勉強から生活に関する質問を受けました。
ステップ ⑤ 結果を待つ & 合格後のやる事リスト
合否の結果は、受験後から1ヶ月以内に通達されるのでそれまで待ちましょう。(私の場合は二週間後に結果が通知されました)
合格すると上記のような合格通知書が届くはずなので、本格的にリトアニアに向けての
手続きに取り組みましょう!
合格後にやる事リスト
・授業料の振り込み ー 1年分の授業料を先に振り込む
・保険の加入 ー 現地の保険の方が安い (ビザの発行に必要)
・ビザの発行 ー ネットとVFSビザセンターで手続き
・入学の同意書にサイン
・住居の手配
・住民票を抜く
・航空券の購入
入学の同意書と授業料の振り込みは期限が設けられているので、ご注意を!
また渡航前にもう一度リトアニアについて調べて,しっかりと留学に備えましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。以上がリトアニアの大学の入学方法の手順と解説でした。
全てオンラインで完結するため、意外と楽チンと思われた方もいるのではないでしょうか!
筆者的には、入学のために必要な書類に関することや合格後の保険、住居探し
には苦戦した記憶があるので、また別の記事で詳しく解説していきたいと思うのでしばしのお待ちを!
それでは次回また Viso gero!!
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