突然ですが、マイナーな国で生活してみたくてリトアニアに興味がある そこのあなた!
本当にリトアニアに決めて大丈夫でしょうか?
確かにリトアニアはヨーロッパの中では物価が安かったり、一味違った雰囲気を味わえる
ことは事実なのですが、そういった魅力的な部分だけに目を向けてはいませんか?
今回は在住者である私ていぷが実際にリトアニアで生活して感じたデメリット5選を現地の実情と共に紹介していくので、留学や移住を考えている人はぜひ参考に。
もちろん、デメリット以上のリトアニアでしか得られない魅力的なことがたくさんあるので、
こちらの記事も読んでから真剣に検討してみて下さい!
リトアニアでの生活 デメリット 【5選】
① 冬の敵は寒さよりも日照時間?
リトアニアは北欧のスウェーデンやノルウェーと同様に緯度が高いため、夏は涼しく夜は10時
まで明るくてとても快適なのですが、11月頃から冬に入ると瞬く間に厳しい寒さと真っ暗な時間が
一気に到来します。
1-1 一日 2時間以下?憂鬱な冬の日照時間の短さ
上のグラフを見ると、最も寒い1月のリトアニアの平均日照時間はなんと一日 約1時間半
と、ほぼ1日中真っ暗な状態なんです…。
体感で言うと、朝の9時にやっと明るくなってきたら天気は曇りで午後の4時になると太陽は
沈んで再び真っ暗になるといった感じ。
実はリトアニアの冬の快晴率は20%ほどで、これが日照時間が短いもう一つの理由。
青い空が見れないのは想像以上に精神的に来るもので、筆者もリトアニアでの初めての冬は憂鬱に
なったり、生活習慣が乱れるなど相当苦労しました…。
1-2 マイナス10℃を超えることも珍しくない
短い日照時間と共に、冬にはマイナスを超える寒さが訪れます
1月:ヴィリニュス と カウナスの平均最高気温:0° 平均最低気温:- 6
意外と寒くないと思う方もいるかもしれませんが、これらは平均の気温なので、それ以上に寒くなる日もしばしば訪れます。
特に快晴の日は嬉しい反面、熱が空に逃げてしまうのでひどい時には-20°を超える日も…。
賃金や失業率の問題もありますが、リトアニアが世界一自殺が多い国と呼ばれている理由も納得
の辛さです。
② リトアニアに関する情報のなさ
この記事をご覧の方ですでに、リトアニアの留学や生活に関する細かいことをインターネットで調べても全然出てこない、、と思っている人もいるかもしれません。。
マイナーな国なので無理もないですが、日本語で検索するとその情報量はさらに少なくなる
一方なので、基本的に英語で調べないといけないのがほとんどであることが多いです。
(英語で調べてもでてこない場合もありますが…)
ネットで情報が見つけれなかった場合、あとは現地の人に直接聞いて確認する方法のみ
となり、これが渡航前の方にとってはより難しい手段となってしまい、リトアニアに対する
ハードルをあげてしまう要因になっていることでしょう。
こちらの記事では少しでも力になれるように渡航前に必要な注意点もまとめてあるのでぜひ
ご覧下さい。また気になった点や知りたいことがある方は遠慮なくお問い合わせフォーム
から私ていぷにご連絡下さい!
③ アルバイトの時給は日本の3分の◯?!
リトアニアの物価は他のヨーロッパ諸国と比べて低いため、金銭的理由から検討している人も
いると思いますが、仕事を探そうとすると物価に比例にして低い給料のケースが多く、
ひどい場合には、最低賃金より低い労働条件で雇われてしまう可能性も。
3-1 リトアニアの時給は○ユーロ
始めに、現在のリトアニアの最低賃金は時給にして 4,47€ (630円)です。(1€=140)
2022年における日本の時給が1078円となっているので、約3分の2の金額といったところで
日本でアルバイトや仕事をしていた人には物足りないと感じることがあるかもしれません。
リトアニアにおける賃金のベースアップの流れ。
リトアニアの最低賃金はEUに加盟して以降、急速に上がっており、2022年10月にも
議会によって再び 現行の4,47€ から 5,14€に上げる計画がされていることを国営メディアによって報じられているため、留学生にとっても嬉しい流れとなっています。
3-2 英語のみだと、仕事は見つからない?
また別の問題として、話せる言語が英語のみだと仕事を見つけるのに苦労する可能性が高いです。
やはりリトアニア語が話せないとレストランなどの接客業で雇ってもらうことは難しいので、
基本的に日本食レストランやタピオカ店などのいわゆるアジア系のお店 か Bolt Food と呼ばれる
デリバリーフードの配達員として働く人が多いです。
さらに運が悪い場合、外国人であること や 現地のルールに疎いせいで、最低賃金よりも低い金額で
雇われてしまうこともあるので十分に気おつけて探しましょう。
④ 最大の娯楽はパブ? 悲しいほどの娯楽の少なさ
若い人に伝えたいのが、リトアニアに娯楽はあまりありません!!
リトアニアは発展はしている国であるモノの、人口が300万人以下ということもあって夏の自然アクティビティは充実していると思いますが、それ以外の娯楽施設が充実していないのが実状です。
リトアニアの主な娯楽施設の状況
カラオケ : 一応存在するが個室ではなく、パブリックバーのような人前で歌う形式
映画:公開されない映画やリトアニア語のみの上映になる場合がある
ボウリング:値段が比較的高く、数が少ない
ショッピング:都市自体が小さいため、お店の数が全体的に少ない。
バー・クラブ:バーは多いが、クラブは首都のビリニュスに行かないと楽しめないかも?
ライブ・イベント:有名なアーティストや大きなイベントの場合は、隣国のポーランドに行く必要がある
現地のリトアニア人もやることがないのか 10代の頃からタバコやお酒を飲み始める人が多く、
誘われた時の遊びも、飲みであることもリトアニアのあるあるの一つです笑
リトアニア人がたくさんお酒を飲んでいるのも事実であり、WHOの世界のお酒消費量ランキング
では毎年必ずトップ10入りを果たしており、友人のリトアニア人に質問した際にも
飲むことしかやることがないと答えられ思わず笑ってしまった経験もあります。
なので、外で遊ぶのが好きなアクティブな方にはリトアニアは少々厳しいかもしれません。
⑤ 英語が通じない場合もしばしば
他のヨーロッパ諸国と比べるとリトアニアでは、高齢者を中心に英語が通じないことが多く、
それが原因で苦労するときもしばしばあります。
5-1 英語を流暢に話せるリトアニア人は30%
こちらの記事によると、リトアニア人の30%の人が英語を話すことが可能で、若者の場合は80%以上
が可能である調査結果が公表されており 私の体感でも同様に感じます。
都市部では英語を話せる人は多く、英語メニューも用意されることが多いので観光目的ならば
全く問題に感じることがないですが、③で紹介した仕事探し、住居、公的な手続きなどの
暮らしの場合ではリトアニア語あるいはロシア語が理解できないと苦労するのも事実です。
しかし、翻訳アプリの性能も向上してるおかげで都市部に関しては英語ができれば普通に暮らせるので過度な心配はしなくても大丈夫です。
5-2 私の体験談(住居探し、明細)
私がこれまで経験してきた問題で一番苦労したのがリトアニアでの住居探しです。
お金に余裕がある場合は、英語が通じる仲介業者を通じて探すことができるのですが、
私の場合は、低い家賃の住居を求めていたので不動産サイトで見つけた物件のオーナーに
直接電話して、交渉するを何度も繰り返していました。
その際に、英語を話した瞬間に電話を切られたり、断れたりするを何度も経験しました。
(まさに海外といった展開でテンションが上がってしまった私ですが笑)
無事に契約後も、毎月届く明細書はもちろんリトアニア語なので未だに理解できない箇所も笑
まとめ
いかがだったでしょうか! 以上がリトアニアの生活で感じるデメリット5選でした
筆者的には①のリトアニアの気候には一生慣れる気がしないしないので、冬の乗り越え方を日々模索資してる日々を過ごしております…
もちろん、リトアニアにはこれらデメリットを上回る魅力を感じているからこそ滞在している
のであって決して卑下している訳ではなく好きだからこそ真剣に考えてもらいたいと思い
今回紹介させていただきました!
気になった点やもっと詳しく知りたい方はぜひ遠慮なくお問い合わせフォームからご連絡下さい!
それでは次回また Viso gero!!
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