これからリトアニア留学に来られる方や検討している方にとって、リトアニアの寮生活ってどんな感じなんだろうって思ったり、その実際の中身について気になったりしますよね。
リトアニアの寮は安価で、一番安い部屋なら 毎月1万5千円以下で住むことができるので経済的にもとても魅力的な選択肢となっています!!
今回は、リトアニアの寮生活の基本情報やメリット・デメリットについて、私ていぷが実際に学んでいる大学のVytautas Magnus Universityの寮を例に紹介していきたいと思います!
あくまで、一例となるので他の大学では多少異なる点があることを承知の上でご覧ください!
リトアニアの寮生活について
基本的にリトアニアの大学は、外国人留学生のために現地の学生とは別の寮を提供しているので、寮生活の中では、残念ながらリトアニア人の学生とは共に過ごすことはあまりみられません。
その代わり、交換や正規留学関係なく世界中から集まる留学生と交流ができるので、多くの経験を得ることができます!
また寮内では、イベントが開かれることもあるので友人を作る機会にも多く恵まれています
まず寮に入ると、カードキーで開くオートロック式の入り口と受付があり、そこには管理人の方が24時間体制で寮を管理してくれているので何かトラブルや困ったことがあった場合には、こちらの受付で対応してくれるようになっています。
こちらの寮では、2階から8階まで学生の住む部屋が並んでおり、上の写真のように各フロアに大体15ほどの部屋が用意されています。
部屋の種類と料金
こちらの寮では、以下の表のように4種類の部屋が存在しており、部屋のグレードに応じて値段も異なっています!
部屋の種類 | 一日の値段 (水道・光熱費込) |
---|---|
ブロックの2人部屋 | 3,5ユーロ |
ブロックの1人部屋 | 4,0 ~ 4,5ユーロ |
2人部屋 | 4,5ユーロ |
1人部屋 (人気) | 6,0ユーロ |
ブロックって何?と思われた方に向けて説明させてもらうと
ブロック部屋とは、1つの大きな部屋(ブロック)の中にそれぞれ1人部屋と2人部屋がある部屋のことで、その部屋にあるトイレ・シャワー・冷蔵庫などをブロックの3人で共有して利用しなければならないデメリットが存在します。
上で少し述べましたが、部屋には基本的にベット・冷蔵庫・棚・机・イス・ユニットバス・備え付け暖房が用意されていて、調理器具などは自分で購入する形となっています。
1人部屋は常に大人気なので、確保するには常に空きをチェックしなければならないといった裏事情も有ります。
寮の設備
寮には基本的に、生活で必要な設備が揃っているのでよほど困ることはありません。
寮にある設備一覧
・キッチン(各フロアに大小キッチンが1部屋づつ)
・洗濯器と乾燥機(有料)
・印刷機(有料)
・寝具の貸し出し(有料)
・自転車・スクーター用の駐車場
・車の駐車場
・自動販売機
・スタディルーム
・Wifi (無線だとやや弱い)
一覧の中でも、キッチンが夕方になると混んでいて使用できなかったり、洗濯機の値段が一回の利用で3ユーロかかったりする、他にもWifiの回線が遅いことがあるので、これから入居を考えている人は念頭においておきましょう。
寮生活のメリット 【4選】
①:色んな国の友達を作るチャンス!
寮の最大のメリットといえば、世界各国の友人を作ることができることです!
リトアニアにはヨーロッパだけでなく、カザフスタン、ナイジェリアやベネズエラなど普段私たち日本人にとっては馴染みの薄い国からも多くの留学生が学びにきているので、異なる文化や言語を知るには絶好の機会になると思います。
仲良くなって一緒に海外旅行に出かける人も多く、一生の友人もできるかもしれません!
②:家を探す手間が省ける・手続きが楽
こちらは個人的にすごくメリットだと感じたポイントで、留学決まった後に日本からアパートやルームメイトを探すのはどうしても難しいと思います。
それに比べて、学生寮の場合は大学のサイトから予約するだけだったり、周りの治安が良いのか悪いのかなど、実際に現地に行かないとわからないことについて心配する必要もないので安心して過ごすことができます!
さらに正規学生の場合、ビザの手続きなどで住居宣言書が必要になる場面でも大学側がすぐに発行してくれるので非常に楽であるといえます。
③:お金を節約できる!
現状リトアニアの住居の方法として、やはり寮での暮らしが圧倒的に安いです!
近年、リトアニアにおける家賃相場はウクライナ難民の増加に伴い凄まじい勢いで上がっているため、ますます低価格で良い物件を探すのは困難な状況になっています。
そのため、留学費用を抑えたい人にとっては最善の選択肢であると言えます!
④:人間的に成長できる!(ある意味)
後のデメリットでも紹介するのですが、正直 学生寮の環境や設備は決して良いと言えるものではないのですが、ここで過ごす時間は間違いなくあなたの今後の経験として役に立ちます!!
特に綺麗好きな人や海外を経験したことない人にとって、初めて寮の中を見たら衝撃を受けるかもしれません。しかし、同時にそれこそ海外でしか経験できない事でもあると筆者は思っているので、あなた自身の考え方や価値観に影響を与えると信じています!
寮生活のデメリット 【4選】
①:相性が合わないルームメイトと一緒になる可能性も
友人ができるメリットとは裏腹に、ルームメイト間の問題によって部屋を変更する人も珍しくありません。
多い例として、ルームメイトが全く掃除しない、夜遅くまで通話して寝れない、香辛料の匂いがすごい(インド人)など文化的、生活スタイルの違いから多くの問題に遭遇することがあるかもしれません。
その場合は遠慮せず注意したり、最悪の場合は部屋を変更できるか受付に問い合わせましょう。
②:うるさい・汚いは当たり前?
こちらが最大のデメリットともいえるポイントで、真夜中になると平日でも容赦なく他の留学生が寮の中で大きな音楽をかけながらパーティーをして騒ぎはじめます(特にスペイン人)。
寮の壁は正直かなり薄いので、隣の部屋の笑い声や電話の声などが聞こえてくることも日常茶飯事です。
他にも、寮自体が古くてボロかったり、キッチンで調理した後に掃除しない学生も普通にいるのでキレイな環境で育ってきた私たち日本人にとって慣れるまでは苦労するかもしれません。
③:1人の時間を確保しづらい
1人部屋であれば問題ないのですが、ほとんどの場合は2人部屋になることが多く、また部屋も狭いのでルームメイトとの距離も物理的に四六時中近くなってしまうので、常に気をつかってしまい、気疲れしてしまうことがあると思います。
特にひとりでいる時間が好きな人にとっては、外にでない限り、ひとりの時間を確保できないので大変かもしれません。
④:夏の部屋はまるでサウナ
冬には簡単にマイナスを超えるリトアニアでは、寒さへの対策は至る所で整備されているのですが、
夏への対策は全くされていない状態で、寮にはもちろん冷房器具はおろか扇風機もありません。
温暖化の影響もあって、近年リトアニアでも夏は30度を超える日も珍しくないため、朝には暑さで起きてしまうこともしばしばあります。
寮を離れたい or 部屋が空かない場合は?
デメリットで述べたようなことが原因で寮を離れたり、学期前になると寮の部屋があっという間に埋まってしまうため、別の住居を探さないといけないことも珍しくありません。
その場合、以下の3点が基本的に寮以外の選択肢となります。
① 民間の学生寮に入る (費用:高)
② 自力でアパートを探す (費用:中〜高)
③ Facebookなどでルームメイトを募集している人を見つける (費用:安〜高)
①の方法は家賃は比較的高いですが、設備・部屋共にとてもキレイで金銭的余裕があれば、ぜひ利用しましょう。
②の方法は運がよければ安い賃貸も見つけることはできますが、リトアニアはひとり暮らしの物件が少なかったり、自身で交渉・契約しなければいけないのでハードルが高い方法となります。
③の方法では、facebookで 街の名前 apartment roommate と英語で検索するとルームメイトを探しているグループに参加できるので、そこで様々な条件下でアパートとルームメイトを見つけることができます!
まとめ
いかがでしょう!以上がリトアニアの寮に関するまとめの記事でした!
私ていぷも入学して初めの半年間は寮で生活をおくっていましたが、デメリットのところで紹介したように、夜になると騒がしくなったり、キッチンがひどく汚い状態で放置されていて、何よりも1人が大好きな私のような社会不適合者には、人とすれ違うことすら疲れる場所だったので、足早と引っ越すことを決めました笑
人によって合う合わないはもちろんあると思いますが、基本的に楽しい場所なので、半年ほどのステならば経験として有りだと思うのでぜひトライすることをおすすめします!
それでは次回また Viso gero!!
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